音楽でコントロール
知らないうちに
私達は小さい時から、知らないうちに、かなり音や音楽で生活をコントロールされています。例えば、小学校に行ったら、各時間ごとに授業の終わりの音楽が鳴り、「やっと、終わった!」と思ったりします。お昼休みになり、給食やお弁当の後、又音楽が鳴り、午後の授業の始まりを、遊びに夢中になっている私達に、教えてくれます。「もう、お昼休み、終わっちゃった。いいとこだったのに・・」なんて。放課後、クラブなどの汗をかいたりしていると、又音楽が鳴り、下校の時間を知らせます。
家に帰れば、好きなアニメのテーマソングが流れたりして、子供達はテレビに夢中になったり!
映像と音楽
面白いのは、映像と音楽の結びつきです。ジブリのアニメ音楽を担当した方が話しているのを聞いた事があります。映像が全く無い中で、内容だけを聞いて作曲するのだそうです。「となりのトトロ」もそうやって製作されたと聞き、驚きました。色々な発想力がないと、作曲はできないと思います。映像の世界で生きている音楽は、その音楽・曲を聴くと、映像まで浮かんでくるので、一体のものなんですね。
・・というように、一日に定期的に聞く音楽がかなりある中で育ちます。アナウンスをすればいいのに、なぜか音楽で、生徒は一斉に授業を受けたり、遊びをやめたり、下校に準備をしたりします。多くの人を動かすには、音楽を聴かせるのが効果的なのでしょうか?
大人になり、音楽で他人からコントロールされることは、減ったように思います。今若い人は、皆がそれぞれに、自分の好きな音楽を聴き、自分で自分をコントロールしているのでしょうか?私はどうしても、イヤホンが好きにはなれないのですが、道を歩きながら、自転車に乗りながら、電車の中で、コーヒーを飲みながら・・自分の好きな音楽に、いつでもどこでも没頭しています。
音楽は、楽しんで!
もし、人間の気持ちが音楽でコントロールできるなら、それぞれの気持ちに合った音楽で、悲しむ人を癒したり、怒る人をなだめたり、喜ぶ人を更に幸せに出来ると良いですね。脳に刺激が与えられるものには、多かれ少なかれ、脳に働きかける作用があるといわれています。そんな音楽が書けると素晴らしいと思いましたが、今日も和声法に四苦八苦。私は小さい時から、楽譜に書かれてあるものを弾いてきたので、残念ながら、その才がありません。頭の中で音楽は鳴るものの、書き留める能力は開発してきませんでした。ただ、がくふを見たら、音が頭の中で鳴るので、生徒さんたちには、自分の音楽を自分で鳴らせることができたら!・・と思ったりします。絶対音感トレーニングでは、そこも含めて、トレーニングしたいです。
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