バッハの好き、嫌い
兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。
私の教室では、ツェルニー30番が10番を過ぎた辺りから、
バッハのインベンション(2声)を始めています。
バッハには子供が沢山いたので、
バッハ自身が子どものピアノの練習ために、
「インベンション」と「シンフォニア」を書いたと言われています。
その頃には、今のようなピアノも無かったので、
その楽器に適した奏法で書かれているのだと考えられています。
現在は、今のピアノに基づいて、多くの方々がバッハの曲を編集されています。
また、原典版と云う「手を加えられていない」曲集も出版されていますが、
本当に何も記載がないので、
子供さん達にはやはり指使い等が記載されている曲集が良いと考えています。
本当は指使い等が記載された楽譜と原典版を持つことをお勧め致しますが、
ピアノを趣味にされる方は、そこまでしなくても良いのでは?・・と思っています。
指使いは生徒さんの無理のない指使いにしたいので、少し変更することがあります。
さて、
バッハの「インベンション」を弾くに当たって、
まず二人の人が弾いている事、又は別々の楽器を弾いている事を想像して頂きます。
例えば右手は生徒さん、左手は私です。
又は上のパートはヴァイオリンの人、下のパートはチェロの人というように、
お互いがそれぞれのパートを受け持って、テーマを主張し合ったり、
相手のテーマの伴奏を受け持ったり、共に歌ったりしながら弾いていく。
それを一人の人が右手と左手で演奏するという慣れないと難しい作業です。
しかし人間の脳は必ずそれに反応して、右利きの人でも左手が上手く使えるように、
出来なかったことに挑戦して、脳を鍛え始めるので、凄いことです。
小さな生徒さん程、脳を鍛えるのに、適していると思っています。
それは「絶対音感トレーニング」には、もっと顕著です。
「絶対音感トレーニング」は年齢幅が狭いからです。
話が少し反れました。
それが好きな生徒さんと、嫌いな生徒さんになってしまうので、
「バッハ、イイ曲なのに!」・・と思って、嫌いな生徒さんには、
いつの間にか弾けるようになっている!・・というような「魔法」をかけたいと思っています。
バッハだけでなく「ツェルニーが嫌い」な生徒さんも勿論いらっしゃいます。
でも、この二人の作曲家はそれぞれに、「ピアノを上手に弾けるようにしたい」
と云う思いで作曲されているので、
ピアノを弾いていく上では大切な練習だと考えています。
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〒659-0074 芦屋市平田町1-29
講師 矢橋高子(やばし たかこ)
桐朋学園大学 ピアノ科卒業
080-2441-8054
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