速い曲、遅い曲の練習
速い練習だけでは。
譜読みが済んで(譜読みと同時に暗譜することをお勧めしますが・・)、暗譜と同時進行で、速い曲は、速く練習し始めます。
その時、速く弾く事に夢中になって、指が浮き始めていることに気がつかなかったり、音が雑になってくることが、良くあります。
そんな生徒さんに「そこを少しゆっくり、丁寧に弾いてみて。」と言うと、急にとっても遅く弾きだす方がいます。
遅すぎると!
速い曲は、やはり速いテンポの中のゆっくり目で弾かないと、速いテンポと指の手続きが違って、反対に弾きづらくなります。
例えば、メトロノームで10~12位、テンポを落として、弾くと良いでしょう。
それが20も30も遅くなってしまうと、それは速いテンポの練習にはなりません。
(1部を取り出して、確認して弾きたい時は、違いますよ。その時はゆっくりで構いません。)
それと、もっと速めのテンポ(力が入らないように)で弾いて、元のテンポに戻すと、意外と上手く調整出来ます。
決して焦らない自分がいる事も、大切です。
遅い曲で、大切なフレーズ感。
遅い曲、遅すぎる曲でも、音楽は進んでいくので、停滞した感じにならない事が大切です。
では、速めのテンポで弾いておけば良いのか?・・と云うと、これは全く意味の無い練習になってしまうので、気をつけましょう。
遅い曲、遅すぎる曲の方が、感情を込めやすくて、弾き易いです。
でも、その曲が持つ表情(拍子・強弱・音の流れ・フレーズ感)を練習の時も、常に感じて弾きましょう。
目安の速さ
曲にメトロノームで速さを記すのは、ヤボですが、子供達はその日、その日のテンポ感で練習することがありますから、目安として、教えておくのは、大切です。
本当に、あくまでも目安である事を、シッカリと伝えないと、メトロノームで弾き始めるのは、怖いです。
8月後半のコンクールに向けて、熱い夏休みです。
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