速い曲、遅い曲の練習

公開日: : 最終更新日:2014/08/16 ピアノの練習, レッスン

速い練習だけでは。

譜読みが済んで(譜読みと同時に暗譜することをお勧めしますが・・)、暗譜と同時進行で、速い曲は、速く練習し始めます。

その時、速く弾く事に夢中になって、指が浮き始めていることに気がつかなかったり、音が雑になってくることが、良くあります。

そんな生徒さんに「そこを少しゆっくり、丁寧に弾いてみて。」と言うと、急にとっても遅く弾きだす方がいます。

遅すぎると!

速い曲は、やはり速いテンポの中のゆっくり目で弾かないと、速いテンポと指の手続きが違って、反対に弾きづらくなります。

例えば、メトロノームで10~12位、テンポを落として、弾くと良いでしょう。

それが20も30も遅くなってしまうと、それは速いテンポの練習にはなりません。

(1部を取り出して、確認して弾きたい時は、違いますよ。その時はゆっくりで構いません。)

それと、もっと速めのテンポ(力が入らないように)で弾いて、元のテンポに戻すと、意外と上手く調整出来ます。

決して焦らない自分がいる事も、大切です。

遅い曲で、大切なフレーズ感。

遅い曲、遅すぎる曲でも、音楽は進んでいくので、停滞した感じにならない事が大切です。

では、速めのテンポで弾いておけば良いのか?・・と云うと、これは全く意味の無い練習になってしまうので、気をつけましょう。

遅い曲、遅すぎる曲の方が、感情を込めやすくて、弾き易いです。

でも、その曲が持つ表情(拍子・強弱・音の流れ・フレーズ感)を練習の時も、常に感じて弾きましょう。

目安の速さ

曲にメトロノームで速さを記すのは、ヤボですが、子供達はその日、その日のテンポ感で練習することがありますから、目安として、教えておくのは、大切です。

本当に、あくまでも目安である事を、シッカリと伝えないと、メトロノームで弾き始めるのは、怖いです。

8月後半のコンクールに向けて、熱い夏休みです。

 

 

関連記事

母校の校舎との別れ

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 私が学生時代を過ごした桐朋学園、 母校の取り壊しが

記事を読む

ピアノはいつからでも始められます。

ピアノはいつからでも始められます。

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 今夏、発表会を開催することになっています。 20

記事を読む

苦手意識を作らないために(譜読み)

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 小さい時から「カノンピアノ」教室に通って下さる生徒さ

記事を読む

シューマンの楽譜

ピアノの練習の進め方

イヤにならない魔法 導入のピアノの練習は、時には難しい練習が出てきます。でも、難しい練習は2~3週

記事を読む

目に見えるピアノ演奏!!

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 今日のテレビ番組、「関ジャニ8の仕分け」で、

記事を読む

母娘 手つなぎ

音楽の力・ピアノの力

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 音楽は 感動を与えてくれたり、心を慰めてくれたり、

記事を読む

英国王立音楽検定の試験

英国王立音楽検定

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 昨年から英国王立音楽検定の試験の準備をしていた

記事を読む

no image

ピアノ演奏と左利き

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 最近、 左利きの生徒さんに出会いました。 一人は

記事を読む

正門先生

正門憲也先生の特別授業

お勉強も必要です 本日、教室に東京から作曲家で桐朋学園の、正門憲也先生が来てくださいました。

記事を読む

絶対音感トレーニング ハンドサイン

絶対音感トレーニングとハンドサイン

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 「カノンピアノ」では小さな生徒さんに、 ハンドサイ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


  • ブログ 音大受験 英国王立音楽検定 音ギャラリー スタインウェイ よくあるご質問 生徒さんの声 マイベストプロ
PAGE TOP ↑