ピアノも!遊びも!勉強も!

公開日: : 最終更新日:2014/07/01 ピアノの練習 ,

ピアノの練習は時間がかかる

ピアノって、ピアノの進度が進めば進むほど、練習時間が必要になります。以前、生徒さんで、驚く事をしていた方がいました。

毎日3時間、きっちりと練習される生徒さんでした。ご本人が音楽が大好きですし、何よりピアノを弾くことが好きで、よほどのことがない限りは、毎日3時間は欠かさずに練習されていました。ところが、ある日を境に、練習しても、練習しても、伸びなくなってきました。3時間も弾いているのに、どうしてなんだろう?・・と私は考えましたし、お母様も勿論、私以上に考えていらっしゃったと思います。

あれ?どうしたの?

ある日、そのピアノの生徒さんのお母様から、朝早くにご連絡があり、今日お話に行かせて欲しい!・・とのことでした。朝の10時にお約束をして、生徒さんのお母様を待ちました。

いらっしゃるなり、「先生、弾けない理由が分かりました」とおっしゃいました。私はどんなお話になるのかドキドキ致しました。「毎日3時間の練習もしているし、片手ずつの練習もしています。それなのに変だなあ!・・と思って、練習は娘に任せていたけれど、練習の時に、私も注意して、ピアノの部屋の外で聞きました。」とおっしゃったんです。このお母様はご自分はピアノを弾かれませんでしたので、自分には良くわからない!・・と思っている方でした。普段から、「自分にはピアノのことは、良くわからないけれど、本人がピアノを弾きたいと言うので、先生、どうぞ宜しくお願いいたします。」と、良くおっしゃっていました。

ピアノがわからない人にも、分かってしまった練習

そのお母様がピアノの部屋の外で聞いたとおっしゃったので、驚いて聞き返しました。「どうして、そんなことをされたんですか?」と。お母様がおっしゃるには、片手の練習の音が、今まで聞いてきた練習と違う、とのことでした。それで、思い切って部屋に入りました。・・とおっしゃいました。

「どうしていたと思われますか?」聞かれましたが、私は皆目検討もつかず、「どうしていらっしゃったのですか?」とむしろ、こちらからお尋ね致しました。

片手はピアノ、片手は?

お母様がおっしゃるには、片手でピアノを弾きながら、もう片方の手で、漫画の本を読みながら、片手練習をしていたそうです。そりゃあ、どれだけ片手の練習をしても、身が入らないはずですね。

生徒さんは泣きそうな、困った顔をして、次の日にレッスンに来られました。

「漫画を読みたかったの?」と聞くと、こっくりと顔を縦に振りました。お母様は「もうー!」と云うお顔をされましたが、それはそれで、子供には子供の事情がありますので、生徒さんに聞きました。すると、学校でみんなが知ってる漫画を、彼女一人が知らなかったようで、学校で話ができないので、お友達に借りて、読んでいたそうです。「漫画は面白い?」と聞くと、そうでは無いらしいんです。つまり漫画が面白いわけではないけれど、お友達の輪に入れないのが嫌で、読んでいただけのようでした。

そこで、生徒さん、お母様、私の3人で、学校が楽しく無ければ、ピアノにも支障が出るので、ここは少し譲って、30分だけ漫画に時間を割こう!・・と云うことになりました。生徒さん自身が得心の行くまで、それは仕方無いことかもしれない、とお伝えして、漫画タイムを30分取って頂くことに致しました。

しかし思ったほど、漫画にはのめり込まず、1ヶ月もしたら、元の生徒さんに戻りました。漫画は面白くないので、もう読まない!・・とのことでした。でも、もし又読みたくなったら、お母様と私には言ってね、とお伝えして、このお話は無事に解決致しました。

子供には子供の世界も

ピアノを弾いている子供には、学校と云う世界や、ピアノと云う世界があります。どちらが上手く行かなくても、苦痛になりますから、何かで困った時は、すぐに話して欲しかったのですが、まさか、漫画が読みたいとは言いづらかったのかも知れません。どちらも上手く解決出来た例ですが、何かあったら、どんなつまらないと思われることでも話していただけるように、雰囲気作りには、気を付けるようにしています。

良く遊び、良く学べ!そしてピアノの練習!

楽しくピアノ、楽しく遊び、頑張って勉強!ピアノをしている人は、人より多くのことをしないといけませんが、遊ぶことも大切だと、私は考えています。時間を作って、思い切り遊びましょう!その楽しさが、又ピアノに反映する事でしょう。

関連記事

ピアノのレッスン室

お辞儀から練習中!

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 クリスマスコンサートが近づいてきました。

記事を読む

カイロと手袋

冬期講習が終わりました

1月の冬期講習が終わりました。 受験を目の前にしていらっしゃる方や、 日頃苦手に思っていると

記事を読む

KLM

お土産選び!

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 イギリスに行ってきました。 イギリス北部のスコ

記事を読む

no image

パパの伴奏

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 最近、 「育メン」などと云う言葉が流行っています。

記事を読む

ハノン

スケールの思い出

スケールは大切 導入の時期にスケールの練習を、曲と上手く組み合わせると、 キレイな手の形で上

記事を読む

渋谷

仲間が揃えば!

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 1年ぶりに、同窓生と東京で会いました。 1年に1度、門

記事を読む

piano

耳コピーの短所

得意過ぎるのも短所に。 耳コピーが得意な生徒さんのレッスン。 絶対音感を持っているのは勿論の

記事を読む

フランス

留学の、嬉しいお知らせ

偶然の再会 8年前に桐朋を受けたいと言われてお教えした生徒さんとお母様に、偶然再会致しました。

記事を読む

楽譜

タイトル付きのピアノ曲

タイトルがあっても・・ 子どものピアノ曲の中で、タイトルの付いたピアノ曲集があります。 わか

記事を読む

ピアノ連弾

生徒さんとの連弾

生徒さんとの連弾 生徒さんとクリスマスにピアノで連弾をすることになりました。 ブラームスのピ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。


  • ブログ 音大受験 英国王立音楽検定 音ギャラリー スタインウェイ よくあるご質問 生徒さんの声 マイベストプロ
PAGE TOP ↑