ピアノは一生の友!
ピアノ練習曲のメニュー
ピアノのレッスンに来られている生徒さんに、練習好きな方がいらっしゃいます。「ピアノを弾くことが好き」なんだそうです。特に皆が嫌うエチュード(練習曲)が好きなようで、毎週1曲ずつ、終わるように、自分で練習メニューを組んで来られます。
前はエチュードは必ず3曲弾くようにして、1曲は譜読み、1曲は暗譜と速く弾く練習、最後の1曲は弾き終わるための、弾き込む練習をしていました。
その練習を、上手に回していらっしゃいます。ですから、練習曲もどんどん終わっていきます。提案したのは私ですが、上手にこなされています。
1年が52週ですので、50番ツェルニーなどは1年で終わってしまいました。このツェルニーを早く終わりたかったのだとも思います。
何しろ1曲ずつ練習していたら、なかなか終わりません。この方法はショパンのエチュードにも上手く応用して、5曲を上手く回して練習しています。1曲に5週間はかかる!・・との本人の認識のようです。ショパンのエチュードに関しては、上手くスケジュール通り進んだり、進まなかったりしますが、それでも良く頑張ると思います。
この方法を学校の勉強にも活用するようになって、勉強もはかどるようになったそうです。普通高校に行きながら、これだけのピアノを弾くのは大変ですから、要領が全て!・・とご本人曰くです。
一方で、曲がなかなか進みません。そりゃそうですよね。ショパンのエチュードに時間をかけていたら、ベートーヴェンだって全楽章を弾くのは大変です。けれども、今はご本人の気持ちに任せています。
なんでも出来ると!
勉強もスポーツも良くできて、音楽大学に行きたい訳でも無いようですし、少し様子見です。これだけ自分の意思でできるのだから、音大に行きたい!・・と云う意思を持てば、きっと曲もやりこなすんだと思うからです。なんでも出来る生徒さんを見て、感心しますが、本人は勉強とピアノの両立に悩んでいるとか・・。子供の悩みって、尽きないです。
又、何をやりたいのかがわからない・・と云う深い悩みもあるようです。
ご両親はそんなお子さんを見守っていらっしゃるので、「もし、音大に行きたいとご本人がおっしゃるようなら、すぐにお話下さい。」とお伝えしています。一緒に見守れるのは、本当に幸せなことです。
どんな学校に行くことになっても、ピアノは弾いていきたい!・・とご本人はおっしゃっているようですので、「ピアノが一生の友になる」ように、と云う私の願いは届きそうです。
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