お母様との懇談

公開日: : レッスン , ,

半年に1度の懇談は大切

先日、ピアノの生徒さんのお母様と、懇談を致しました。日頃、どのような事を感じていらっしゃるのかを、知っておくことは大切なことです。芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」では、半年に1回位の割合で、懇談をご希望の方とお話しています。この生徒さんはご転勤で、関西に来られました。

歌心のある生徒さん

お母様の悩みは、歌がとても上手なお嬢さんの、その歌心が上手く演奏に生かせない事の悩みでした。私は歌ってもらった時に、歌心のある上手な歌なので、心配はないと考えていましたが、お母様がそこを悩んでいらっしゃると、初めて知りました。前からの悩みだったそうです。

彼女はとても音楽が好きで、頑張り屋さんです。曲を弾く時もつい、頑張ってしまって、力で弾いてしまったり、指を多少無理してでも弾こうとするので、無理をしないようにアドヴァイスをしていました。でも、お母様はどうもご不満だったようですね。

そこで、次のレッスンでは、やれば出来る事を、お母様に知っていただこうと考えました。メロディーの中で、一番頑張っても弾きたいところはどこなのか?きれいなニュアンスをつけても、頑張らなくて良いところはどこなのか?

指への負担はマイナス

それも、良くわかっていたので、では、頑張らなくても良いところは(浅く弾いてはダメだけど)、指をシッカリ使って、優しく柔らかなタッチで弾いてみることにしました。メロディーの頑張って歌いたいところは、少し指の弾力を使って、腕から弾いてみました。みるみると音は変化しましたが、まだシッカリとしていない指もあるので、無理はしないことにしました。

私は、生徒さんの、指がまだできていない間に、無理な指で弾くと、指への負担も大きく、力を入れて弾く癖がつくので、余りさせたくありません。けれども、お母様には、やれば出来ることをご納得頂くことも大切かと思い、今回は少し生徒さんに頑張って弾いて頂きました。

歌って弾くことは出来るけれど、指に負担をかけるデメリットをお母様にご説明もして、生徒さん、お母様、私で確認し、懇談の悩みは解消できました。

お子さんを見守る大切さ

生徒さんが納得して弾かれることは大切ですが、いつもその生徒さんを見守って下さる、お母様にご納得頂くことは、何より大切なことだと考えています。

これからも懇談の時以外でも、わからないことや、お母様がピアノの先生に言ってはダメかな?・・と思われることでも、なんでも気軽にお話頂くように、お願い致しました。

関連記事

音大過去問

音高・音大・受験シーズン

皆様、こんばんは。 芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 寒さが次第に厳しくなってきました。

記事を読む

s君

4歳からのピアノ

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 3才の時から待って下さっていた生徒さん 4歳になられて

記事を読む

年長の生徒さん

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 4月から年長さんの男の子が、教室に来られました。 お兄

記事を読む

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」

習い事の王道~なぜピアノを習うのか?

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 子どもが出来て、母親、父親になるとわが子の習い事や将

記事を読む

生徒 楽譜

耳コピーの能力

なんでも弾ける、耳コピー力 以前に耳コピーが出来すぎる方の短所、楽譜が読み取れない話を致しました。

記事を読む

茨木教室クリスマスコンサート

桐朋・茨木教室のクリスマスコンサート

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 今日は 桐朋・茨木教室のクリスマスコンサートでした

記事を読む

レッスン室 スタンウェイピアノ

連休が明けて、さてピアノの練習は?

ゴールデンウィークが明けて、ようやく、今年度も本格的にスタートです。 レッスンを始めた

記事を読む

ピアノはいつからでも始められます。

ピアノはいつからでも始められます。

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 今夏、発表会を開催することになっています。 20

記事を読む

ピアノ 脳トレーニング

ピアノの練習で育む「音脳」とは①

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 小学校1年生からレッスンに来て下さっている生徒さん、

記事を読む

pianowohuku

冬のピアノの衛生管理

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 冬のピアノの管理はどうされていますか? 寒くなったレッ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


  • ブログ 音大受験 英国王立音楽検定 音ギャラリー スタインウェイ よくあるご質問 生徒さんの声 マイベストプロ
PAGE TOP ↑