ピアノ公開レッスン
メロディーの出し方
今日は桐朋のピアノ科の教授の村上弦一郎先生をお迎えして、ピアノの公開レッスンが行われました。
今年の夏を予想させるかのような、汗ばむ陽気に少々ゲンナリですが、受講生はレッスンの間際まで、ピアノの練習に余念がありません。
小学校2年生の生徒さんのソナチネ、少しメロディーにメリハリが足りないところは、おしくらまんじゅうの要領で、少し右側に押しながら弾くと、メロディーがハッキリ出せるとのこと。ピアノの生徒さんは、あまりピアノの中まで見ませんが、弦に触れて、ピアノを鳴らして、その弦の響きを確かめたり。
演奏記号
スラーとはドイツ語でボーゲンザッツ。ひと弓で。 レガートは、全部の音の強さを同じにしないで、全部の音の強さを違わせて弾くとのこと。
作曲家の意図
今日はショパンのエチュードが多かったのですが、エチュードは作曲の勉強のために書かれているとのこと。作品25の3は倚音とペダルの練習になる、とのことでした。一つの倚音からの濁りはペダルを踏んでも消えてしまいます。それが二つになるとたちまち濁ってしまう、とのお話でした。エチュードはどこに特徴があるかを、考えて弾きましょう!・・とのお話でした。
ドビュッシーの夢、この作品は「オペラ座の怪人」に歌われたメロディーが出てくる!・・オペラのアリアのように歌うつもりでイメージを掴むと良い、など。
日本人作曲家の音源の無い曲も、初見でサラサラと弾いて下さいました。その音色が夢のように幻想的な音でした。
同じピアノで・・
同じピアノを違う人が弾くと、音色やその鳴り方が違うところが、ピアノの面白いところですね。色々な観点からのお話に、うなずき、感心し、・・の連続でした。
脱力の仕方も、お客様と一緒に、ハイ!脱力!
同窓生もたくさん駆けつけて下さり、休憩時間にはピアノのコンサート等の話で、あちこちから賑やかなこえが聞こえました。楽しいピアノの公開レッスンでした。
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