父の「月光」
大人のピアノ
ピアノが大人になっても弾ける理由は、私の父に、原点があります。
父はピアノを弾く母と結婚して、母にピアノを習い始めました。
母が選んだ曲は(父かな?)、ベートーヴェンのソナタ「月光」です。
楽譜が読めなくても
全く楽譜が読めない父は、母が弾く場所を覚え、最初の1ページをマスターしたようです。
子供の時、夕食が終わってから、父が弾いていたのを、子供ながらに覚えています。
ただ、父が忙しかったのか、母が忙しかったのか、1ページ目から後は、習わなかったのか、覚えられなかったのか?
聞いたことがないのでハッキリしませんが、多分1ページで満足していたように思います。
ピアノで弾きたい曲
少しピアノが弾けるようになった生徒さんで、モーツァルトの「トルコ行進曲」が弾きたい方がいらっしゃいました。
「トルコ行進曲」は耳で聴くより、かなりハードルが高く、難しいんです。
編曲して弾いてもらおうかとも思いましたが、その曲を弾きたいんですから、その提案は無理でした。
今は編曲されたものが、あるかも知れません。
今のバイエルには、ベートーヴェンの第九のメロディーも載っていて、取り組みやすく、楽しいです。
生徒さんが聴いたことがあることが、何より弾きたい理由になって、勧めやすく、提案しやすく、とても助かります。
他の教材を使うことも考えましたが、余り寄り道をすると、進度が遅く鳴るので、考えものです。
夢は、「ラ・カンパネラ」
大人の方で、弾きたい曲があるのが何よりですが、息子に聞いた時、リストの「ラ・カンパネラ」・・と言い出すので、おやおや・・と思いました。
でも1小節ずつ、1段ずつでも弾いていけば、ゆっくりでも弾けるようになりますね。
今度聞いて、弾きたいようなら、弾く事を勧めたいと考えています。
速くマスターできるのは、最初の1段位でしょうが・・
私も一緒に弾いて、二人で頑張ってみようかしら。
確か、「ラ・カンパネラ」の連弾版が家にありましたね。
息子と二人で弾くのも楽しいでしょうね。
夢ですね。上手~く逃げられそうな気がします。
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