ピアノ連弾
プーランクのピアノ曲
今日は秋に開催するコンサートの曲目、演奏順を決める会を開きました。ピアノはソロ、デュオ、ヴァイオリン、フルートと、たくさんの構成になりました。その中にプーランクの「ピアノ連弾ソナタ」「シテール島への船出」を弾かれる方々がいらっしゃいます。プーランクの作品は普段、余り聴いたりはしないと思いますが、聴いてみると、意外と言ってはいけませんが、耳に心地よいピアノ曲が多いです。心地よいわりに、案外弾いてみると、難しいんです。この曲は前から興味がありましたが、何しろピアノの連弾曲なので、お相手が必要です。いつか、「一緒にこの曲を弾いてもいいよ!」って、言ってくださる方が現れるまで、とっておこうと思っていました。その曲が登場してしまいました。とても今から楽しみです。
ピアノ連弾の面白さ
先日、マキシム・ヴェンゲーロフのヴァイオリンコンサートに行った時のアンコールで、ヴェンゲーロフがブラームスのスラブ舞曲を2曲弾かれました。ヴァイオリンはピアノとは、音を出す構造が違いますよね。ヴァイオリンは弾いた瞬間から長く音が伸ばせるのに比べて、ピアノは弾いた時の音から、次第に消えていきます。つまりピアノは弾いた時の音が一番大きく、次第に弱く消えていく!・・と云う性質です。ブラームスのスラブ舞曲は、まさにヴァイオリンが良く合う気がしました。そりゃあ、弾き手はヴェンゲーロフですが、一つの音が強弱をつけて自在にあやつれるのは、旋律楽器の醍醐味ですね。
一方でピアノ連弾の良さは、メロディーが第1ピアノ、第2ピアノと縦横無尽に音の強弱、高低をつけて弾ける所でしょうか。一緒にメロディーを弾いたりもできますね。考えたら、一つの音を強く、弱く伸ばせないのは、ピアノだけかも知れません。そこをいかに聴かせていくかが、問われるのかも知れません。ピアノのペダリングは、ピアノの音を更に自在に変えてくれるので、ぴあのを弾くには大切な要素です。ペダルについて、細かく教えて下さった先生がいらっしゃるので、またご紹介していきたいと思います。
一期一会の光と音
帰りは突然の雨と雷で、道路が水浸しになりましたが、通り雨だったのか、自宅のある芦屋まで戻る途中で、雲の切れ目から、太陽の光がとてもキレイでした。車を運転していたので、残念ながら、写真は撮れませんでした。でも、陽の光ってとらえようがなく、写真に撮っても、意外と目で見たようには、撮れません。触れない、掴めない、光と音は似ています。でも光は一瞬でも見えますからね。自然やその時に生まれるものとは、一期一会の出会いです。人との出会いにも似て。
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