発達障害とピアノ ①

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。

皆さんは「発達障害」と聞かれると、どのように思われますか?

私の教室にたまたま来られた生徒さんが発達障害とのことで、その時、実は驚きました。

驚くと共に、「発達障害」という病名を私ははっきりと知りませんでした。

来られた時は年中で、まだ「発達障害」だとわかりませんでした。

 

「発達障害」であることは年長の時に知りました。

けれども、その時は私には、

生徒さんに対しての愛情があり、

レッスンをお断りすると云う選択肢はありませんでした。

私で寄り添って何かピアノを通して出来ることがあれば!・・と気がつけば、考えていました。

そして、ネットや本を読んで「発達障害」を知りたいと思いました。

 

発達障害とピアノ教育

知人から読んでみたら!・・と勧められた本です。

その他、ネットでも沢山発信されています。

 

年中、年長を通して、生徒さんを見て思ったことです。

今思えば・・と云うことです。

まず、「集中力がない」「ピアノの椅子に座っていられない」ことでした。

また、こちらが話したことを「聞いているのかどうかが判らない」

「生徒さんが待っている椅子やピアノの下にもぐりこむ」

「レッスン室に置いてあるものが気になる」といったことでした。

「発達障害」の事を知れば知るほど、

ひとくくりに出来ない程、色々な要素が絡み合っている!

・・と云うことがわかってきました。

子どもの事って、

ただでさえ色々と心配してしまうのが親というものです。

まして「発達障害」という名前を聞かれただけで、どのようなお気持ちだったかと思います。

 

さて、色々なことが絡み合っている生徒さんですので、まず

「少しだけ集中すること」

を私と生徒さんの課題にしました。

 

たった4小節でも良いから、集中しようということです。

幸い、生徒さんには「好きな曲」がありました。

何か非常に集中力が欠けている日には、その好きな曲を弾くことにしました。

あれもこれもとやってみても、なかなか難しいので、

「集中」一点に絞ることにしました。

「4小節の集中のために」どれだけ椅子にもぐろうが、お母さんに甘えに行こうが良しと致します。

 

 

でも、弾くために椅子に座ったら、4小節でも集中する!

・・これを積み重ねて、2年半が経ちます。

今では「バイエル・下巻」の58番、

発達障害とピアノ

 

また、「メトードローズ」の上巻が終わりました。

 

例え少しずつではあっても、繰り返し付きで24小節が弾けるのは、大きな進歩だと思います。

お母さんが上巻の途中で「無理だと思う」とおっしゃっていましたが(上巻の一部、難しい曲があります)、

コツコツとした積み重ねは、誰にとっても大切な事と私は心から思っています。

 

 

 

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