指の筋力トレーニング

公開日: : 最終更新日:2014/08/16 ピアノの練習 ,

脱力するには!

ピアノを弾く時に、大切なことは、力を抜くことです。つまり脱力です。しかし、脱力をして、キレイな音でピアノを弾くには、手の骨格と、手の筋力がついていることが必要です。手の骨格や指の大きさは、自分ではどうしようもなら無いことですが、筋力は練習によって、次第についていくものです。でも、この練習は、余り面白くないんですね。例えばハノンなどですが、面白くないと、練習をしなくなりますから、この練習を、どのように組み立てるかが、大切なことだと、考えています。

私の「カノンピアノ」教室では、小さな生徒さん用のハノンを使っています。練習していたら、自然に筋力がついていた!・・と云うのが一番良いと思っています。ハノンも1オクターブだけで良い週と、2オクターブ弾いてくる週を作ったりして、決して無理せず、短時間でも毎日弾ける、曲数にしています。たくさんの宿題があって、練習が嫌になるよりも、コンパクトな練習で成果を上げていけるように、生徒さんとも相談しながら、進めています。

楽しい筋力エクササイズ

又、導入時期には、たくさんの曲を練習してくるのは、無理な事がありますので、「メトードローズ」や小さな生徒さん用の「ハノン」を使って、指の練習をして頂きます。絶対音感トレーニングと一緒にしていますので、楽しくエクササイズ出来るように、心がけています。「ブルグミューラー」に入ると、指の練習は「ピアノのテクニック」につなげていきます。オクターブの間の練習ですが、色々なリズムが、わかりやすく書かれていて、先の読譜にもつながりますし、大切な、指の筋力アップにもなります。ピアノを弾くための、指の条件が揃ってきたら、脱力に、ことさら神経を使わなくても、ピアノは弾けるようになります。小さな手の時に、自分の指の力以上の無理をしない事が、大切です。

ピアノはキレイな音で弾く

力でピアノを弾けば、大きな音はしますが、良い音はしません。音質のイイ、音色のキレイな音で、弾くことは大切なことです。それが、本当の音楽だと思うからです。又、ピアノは右手と左手を使い、更にメロディーを弾く手と、伴奏を弾く手など、両手の音を、耳で聴き分けて弾かなければなりません。この作業が、脳に大きな刺激を与えていきます。なんでも弾けばイイ!・・と思うのではなく、キレイな音で、自分が心地よく、もっとピアノを練習しようと、思える指導をしていきたいと、いつも考えています。

お子さんによって、個性はまちまちですから、みんな同じようにはなりませんが、それぞれのお子さんに合った練習方法を見つけることは、私の楽しみの一つです。

関連記事

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」メンテナンス

夏の終わりの身体メンテナンス

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 厳しい暑さのこの夏、涼しい風が吹いてきたところで、

記事を読む

桐朋 合格

合格発表

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 音高・音大の合格発表が届きました。 教室生の1番乗りは

記事を読む

二人でお茶

たまには生徒さんと!

私のレッスン室は「飲食禁止」なのですが、最近「飲」は仕方がありません。 確かにピアノの練習をし

記事を読む

正しい手の形

5の指の第3関節

両手の5の指 小さい生徒さんの5の指は、他の指に比べて、柔らかく、意識してもなかなか出来てきません

記事を読む

ツェルニー30番の前に

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 バイエル上・下とメトードローズ、 又はトンプソン

記事を読む

10台のピアノ

母との夢

悩んでいると・・ ピアノを弾いたり、生徒さんを教えたりしていると、必ず何か、立ち止まって考えたり、

記事を読む

ピアノ椅子のタオル

夏のピアノの椅子、雨のレッスン室

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 毎日雨が降って、少し涼しい日がありますね。 「

記事を読む

ぶんぶんぶん

2か月で、両手で弾けるように!

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 昨年の暮れに体験レッスンに来て下さった4歳の年少さん

記事を読む

神戸ビエンナーレ

神戸ビエンナーレ「まちなかコンサート」

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 今日、秋のシルバーウィーク大連休の真ん中、 神戸の

記事を読む

芦屋川 桜

ピアノレッスンの中止とオンラインレッスンのお知らせ

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 今週、 国からに新型・コロナウイルスの「緊急

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


  • ブログ 音大受験 英国王立音楽検定 音ギャラリー スタインウェイ よくあるご質問 生徒さんの声 マイベストプロ
PAGE TOP ↑