室内楽の楽しみ 1
石井先生との思い出
今、同窓会への記事を書きながら、昨年の室内楽の演奏会の事を、思い出していました。
私の勤務する教室の室長を10年間、務めて下さった、石井志都子先生との思い出です。
音楽教室には弦楽合奏科があります。毎週土曜日、午後6時から、小学校3年生から高校3年生までの生徒さん達が、通ってきます。ヴァイオリンやチェロの生徒さんは、弦楽合奏科で皆と合わせたり、伴奏を弾いてもらって演奏したり、誰かと合わせる機会がありますが、ピアノの生徒さんにはなかなかそのチャンスがありません。
ピアノの生徒と室内楽講座
そこで石井先生は、ピアノの生徒さんも、小さい時から室内楽に親しめるように、年に1度、室内楽講座を教室生のために開いて下さいました。私達、ピアノの講師にも、とても勉強になったことは言うまでもありません。
その室内楽講座の集大成に、石井先生は室長を辞められる時に、「みんなでコンサートをしない?」と言って下さいました。滅多に無い機会だから!・・と石井先生を含めて、ヴァイオリンやピアノの曲を決めたり、会場を取ったり、チラシのデザインやプログラムなど、色々な方にお世話になりながら、昨年の7月、神戸芸術センターの「シューマンホール」で開催致しました。教室の先生方のチームワークは日頃から抜群で、本当に良い仲間に恵まれて幸せだと、いつも感謝しています。
みんなでコンサート
私は石井先生と、モーツァルトのヴァイオリンソナタ、シュスタコーヴィッチの2つのヴァイオリンとピアノのための5つの小品、それからピアノのデュオでドヴォルザークのスラブ舞曲、サティのジュ・トゥ・ヴー、バーンスタインの「ウエストサイドストーリー」より、アメリカを演奏しました。
ピアノの同僚の先生と、東京のピアノの先生のレッスンにご一緒したりで、とても楽しい日々を過ごしました。石井先生をはじめ、ご一緒した同僚の先生方、石井先生の門下の方々に、今になってもなお、お礼申し上げたいですね。それほど、私にとって、楽しくピアノを弾く日々だったのだと思います。
ピアノデュオも楽しい!
その練習の最中でも、石井先生からは、たくさんのご指摘を受け、勉強になる日々でした。相手の音を聴き、自分の音や主張したい事を築くのは、一人で弾く事に慣れているピアノの方には難しいこともありますが、是非、ピアノの生徒さんにも室内楽の楽しみ、人と合わせて一つの曲を作る楽しみを味わってもらえたら!・・と思います。ピアノはなかなか難しいですが、チャレンジしてみましょう!
デュオでご一緒した先生とは、又機会がありましたら、是非、一緒に弾きたいですね。
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