トリル(装飾音)

公開日: : 最終更新日:2014/08/16 ピアノの練習, レッスン

バッハのトリルこそ

生徒さんが、バッハのトリルで苦労しています。

編み出してきた技が、ピアノの高い位置からから叩いて音を出すというもの。

う~ん、トリルは入るには、入っているけれど、お世辞にもキレイじゃない。

フランス組曲の、しかも、ジーグ。

拍の頭に入れようとしているのは、良くわかるんですが。

今のテンポならなんとかなっても、最終的には無理じゃないかな。

ピアノの仕組みを知って

ピアノの仕組みを知れば、そんなことをしなくても、弾けるはず。

・・と言って、まず仕組みから伝授。

何回も言ってるんだけど・・とも思いながら、でも、この時が習得時かも!・・と、考え、出来るだけわかりやすく。

トリルは沢山の作曲家が使っているので、自分の得意な指を2つ、3つ、持っておくのも良いかも知れません。

バッハの頃は

バッハの頃は、ピアノも今のようなものではなく、トリルを使って、自在に音の長さをコントロールしていた。

多分、テンポも遅く弾いていたんじゃないかな。

今のように速く弾ける楽器ではないはずだから。

でも、ピアノの進歩と共に、テンポもどんどん速くなった気がする。

今のピアノはトリルで、強弱だって付けられる。

トリルを味方に付けておくのは、とても良い技の習得。

しかも美しく、軽やかにも、重厚にもなれば、素晴らしいピアノの表現力が増すハズ。

トリルは一瞬のおしくらまんじゅう!・・とおっしゃっていた先生がいらっしゃいました。

確かに1音を際立たせるために使っているなら、その1音のためのおしくらまんじゅうかも知れません。

・・なんて受け売りも話しながら、少しテンポ感と、トリルのイメージができました。

キレイにトリルが

キレイにトリルが入るところが増えて来たので、上手くできそう!

この曲はきれいに軽やかにトリルが入ると、生き生きとしたジーグになるよ!・・と話して、大分力も抜けてリラックス。

頑張って練習した後が、はじけた笑顔で、ありありとわかりました。

次は、こうやって、頑張ってね。

絶対に出来るから!

 

 

 

 

 

関連記事

音脳

ピアノの練習で育む音脳とは③

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 ピアノの練習を毎日続けて、4~5年も経つと、 成長

記事を読む

sakamoto

坂本龍一

思いがけず! 作曲家の坂本龍一さんが、中咽頭がんと云う病気で、活動を一時中断されました。 テ

記事を読む

ピアノの曲に変身

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 10ヶ月程、通って下さった生徒さんが、 「おもちゃ

記事を読む

赤ちゃん抱っこ

赤ちゃんを抱っこして

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 今年の1月からピアノを練習している年少のMちゃん、両手に

記事を読む

ピアノの練習

クリスマスコンサート

明後日は桐朋・茨木教室のクリスマスコンサートです。 明日が最後のピアノのレッスンです。

記事を読む

岡本先生古希

恩師の古希のお祝い

「古希を祝う会」 私の恩師の岡本美智子先生の「古希を祝う会」が、東京のANAインターコンチネンタル

記事を読む

最高齢のピアノの生徒さん

ピアノはストレス解消!

兵庫県・芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 生徒さんの中に、ピアノを弾くことが「ストレス解消

記事を読む

脳について2

ピアノのレッスンをお勧めする理由

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。   ピアノを弾く!・・と云う事は、

記事を読む

ピアノレッスンの教材

ピアノの練習のテキスト

芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 ピアノの練習用のテキストは、楽譜店に溢れるほどあります。

記事を読む

ハンブルグ・スタンウェイ 番匠

よみがえったハンブルグ・スタンウェイ!

兵庫県芦屋市のピアノ教室「カノンピアノ」です。 ずっとスタンウェイをお世話下さった、Mさんが引

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


  • ブログ 音大受験 英国王立音楽検定 音ギャラリー スタインウェイ よくあるご質問 生徒さんの声 マイベストプロ
PAGE TOP ↑