8分の1
楽器のサイズ
小学校1年生のヴァイオリンの生徒さんの伴奏をしてきました。
コンクールでの伴奏です。小さなヴァイオリン!
8分の1サイズです。
ヴァイオリンは子供の大きさでヴァイオリンが選べて、本当に羨ましいです。
細幅鍵盤運動
それに比べて、ピアノは外国の大きな男性も、日本の小さな年中さんも、同じ大きさの楽器を弾くんですから、考えてみたらスゴイことですね。
昔の作曲家に中田喜直と云う方がいます。「めだかの学校」「夏の思い出」などを作曲した方です。
この方は、手が小さく、ピアノを弾くのに苦労して、ピアノを習う子供達のために鍵盤の幅を細くしよう!・・と提唱した方です。
提唱しただけでなく、実際に作らせて、自分が作曲する時に使ったそうです。「細幅鍵盤運動」というものを、なさった方のようです。
今、存在しないと云うことが、広まらなかった結果ですが、この方が作られた「細幅鍵盤ピアノ」はどこに行ったのでしょうか?
私も手が小さいので、あったら弾いてみたいです。
広まらなかった理由は?
1番広まらなかった原因は、「持ち運べないこと」・・にありそうです。
まず、全てのホールがこの「細幅鍵盤ピアノ」を置いてくれないことには、コンサートに出演したら、幅が広かった!・・と云うことになりかねません。
せめて2種類位あれば・・とも思いますが、原因は他にもあるかも知れません。
例えば弦同士の幅が狭く、良い音がしない!・・とか、変なうなり音がするとか!
何が存在しない理由なのかわかりませんが、ここまで研究しつくされている楽器ですから、何か余程、不具合があったのだと思えます。
私の近くにも、10度が楽々と届く方がいらっしゃいますので、ホント!・・羨ましい限りです。
手が小さくても!
でも、確かに手の小さい方はたくさんいましたが、皆、一生懸命にピアノと向かっていました。そして弾いていました。
私もその一人ですが、今のピアノの形がベストなんでしょうから、これからも弾き続ける事でしょう。
好きな曲を思いっきり弾ける!・・それで良いのだと思います。
でも、どこかに「細幅鍵盤ピアノ」は存在するのかな?
戦争もあったし、焼けてしまって、もう無いのかも知れません。
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