ピアノをお勧めする理由

私は物心がつくころには、ピアノを弾いていました。

母がピアノで仕事をしていたため、母に3歳から習っていたそうです。

でも、私は全く覚えていません。

母に習っていて、毎日の事だったからでしょうね。

 

ハッキリと覚えているのは、小学1年生の時に、西宮の矢田瑛子先生にお目にかかった日です。

母は、「母娘でこの先、ピアノレッスンを進めるのは限界だ。」と思ったそうです。

矢田先生は目の優しい先生で、初めてお会いした時に、好きになってしましました。

ピアノに欠かせない事

先生から学んだことは、人にはそれぞれ個性があるけれど、ピアノをするには欠かせない事がある!

それは毎日の練習です!

厳しいお言葉でしたが、今もそれは心にハッキリと耳に残っています。

ピアノは勿論ですが、勉強でも同じことが言えると思います。

コツコツと積み重ねる事、それは傍から見ていたら、バカバカしく思われる事があるかも知れません。

でも着実に、その積み重ねた人の中では、芽を出し、花が咲き、実がなっています。

また、先生のところの生徒さんのお母様達はとても熱心な方々が多く、母より私の方が刺激を受けました。

ピアノを毎日弾くことは大変なことです。

止めたいと思う事は何度もありましたが、止めることは簡単なことです。

また、頑張ってきたからこその喜びも沢山ありました。

 ピアノがお子さんの成長を促します

又、目で楽譜を見て、指で音にして、耳で音色を聴く!・・・と云うこのピアノを弾く一連の動作は、脳の一部だけでなく、右脳と左脳と同時に働かせています。

人間の脳は鍛えれば鍛える程、その成果を発揮してくれる場所です。

子供のまだ未開発な柔らかい脳も、大人になって固くなった脳も、速度は違っても、必ず、努力に答えてくれます。

沢山の生徒さん、保護者の方と接した私は、自信を持って云う事ができます。

 

iPS細胞の権威のノーベル賞を取られた山中伸弥さんの言葉です。

ピアノなどを弾く、この短時間で複雑なやり取りを脳がする事こそ大切なことです。

細くつながった神経細胞を太くするために大いに役立つ!・・・とおっしゃっています。

又脳は新たな回路を作り出す!・・・とも言われています。

更に、良く使われる回路を選んで、太くもしていくそうです。

人が繰り返し努力したことに、細胞は応えてくれると断言されました。

私は漠然と長いあいだ考えていた事の、答えを頂いたような気がしています。

 

私は7歳までの方には、絶対音感トレーニングも併せて、行っています。

音を聴き分けることは、IQを10上げると言われています(そのためではありませんが・・・)脳、耳、聴き分ける力を総動員するからです。

6歳半までのかたのカリキュラムには、この絶対音感教育も組み込んでいます。

 

又 、楽譜を書くトレーニングも行っています。

楽譜を書く!・・と云うことは、特別なことと思えるかも知れませんが、

絶対音感トレーニングと一緒に行うことで、小さい時から、楽譜が書けるようになります。

 

ピアノの音は感情もコントロールしてくれます。

悲しい時に、あえて楽しい曲を弾いたり、怒っている時に、優しい曲を弾いたり・・・

悲しい時に、悲しい曲を弾いて、泣くだけ泣くのも良いかも知れません。

 

ピアノが弾けるって、本当に素晴らしい事です。

又、ピアノを弾く努力した人にしか、出来ない事です。

 

 

 


公開日:
最終更新日:2016/06/01


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